料理をする時、どんな会話・言葉がけが効果的ですか?

食育という観点から子どもと一緒に料理をすることを考えるのであれば、子どもに料理に興味を持たせること、それから作ってよかったと思わせることが大切です。それが嫌な経験になってしまったら、料理をすることに対してのイメージが悪くなり、食に対する関心を持たせることには繋がらなくなります。そこで、一緒に料理をする時にどんな会話や言葉掛けをしたらいいのか、考えてみたいと思います。

まず、料理を楽しむためには、その方法が理解できることが大切です。そこで、調理器具の名前を会話に混ぜるなどして、どういう名前の物か、どういった使い方をするのかがわかるようにしてみましょう。

泡立て器で混ぜるのなら「この泡立て器で混ぜてみようね。ボウルはしっかり持って。」というような言い方をすると、泡立て器は混ぜるもの、ボウルは材料が入っているものと理解することができます。小さいお子さんの場合は「これが泡立て器よ。」というように直接名前を教えてあげるといいですね。

そして、料理の作業内容を確認しながら進めると、お子さんもわかりやすくなります。例えばスクランブルエッグを作るのなら、まずは卵を割って、次にお砂糖とお塩を入れてお箸でかきまぜるというように、その作業をしながら言葉でも伝えていくことが必要だと言うことですね。それを何度かしているうちに、お子さんの中でかきまぜるとはこういうこと、と言うように理解が深まっていきます。

また、例としてお菓子を作る時なら「まずは小麦粉ね。」などと言いながら材料を用意して、お子さんが材料の名前を知るのも楽しめます。料理をしたことのないお子さんにとっては、そういう材料を目にすること自体が珍しいですからね。そして、それを一緒に料理して、その結果クッキーやケーキができたら、あの材料からこんなものができるんだという発見もあります。

新しい発見をすることは、とても楽しく興味が持てることですよね。そういう気持ちを感じることが、次にまたやってみようと思うことに繋がっていきます。それから、包丁は手が切れて危ないから触らないようにとか、やけどをしないためにコンロの周りには近づかないようになど、キッチンで気を付けるべきことについても話しておかなければいけません。

お子さんにはまだ何が危ないのかわかりません。そのせいで怪我をしてしまうと大変ですからね。こういったルールはしっかり徹底しておかないと、思わぬ事故に繋がります。そうなったら楽しい気持ちが生まれるはずもありませんので、安全に料理ができるように話をしておくことも大切です。

そして、上手にできているとか、美味しそうだねとか、お子さんのしたことを肯定するような言葉もお子さんに嬉しさを感じさせ、自身を持たせることに繋がりますので、ぜひしたい言葉掛けです。

逆に掛けてはいけない言葉は、失敗を責めるような言葉です。慣れないことをするのですから、失敗はするのは当たり前の事ですよね。それを頭に入れたうえで、失敗を責めるのではなく、失敗した時には次にどうすればいいのかを伝えたり、失敗しても大丈夫と明るく言ったりして、お子さんががっかりした気持ちで終わることが無いよう気遣いをしましょう。