Authorbluefish2017

慣れたら少し難しいことにチャレンジしよう!達成感に繋がります

親子一緒に料理をすることを食育に繋げたいと思う場合、まずはお子さんが料理をして楽しいと思える状態を作ることが大切です。難しいことから初めて、できないという印象を持ってしまうと、積極的に料理に取り組もうという気持ちが起こらなくなってしまいます。

大人だって難しいことばかりで成功しないと楽しく思えないですよね。そのため、子どもと一緒に料理をする時には、簡単にできることから始めて自分でもできたという満足感を感じさせることが大切なのです。ですが、ずっと同じことをしているだけでは、いずれ飽きることも考えられます。

そこで、お子さんが最初にしていたようなことが簡単にできるようになったなと思ったら、少し難しいことにも挑戦させてみることが大切になります。それが達成感に繋がり、また違うことをしてみたいと思う原動力にもなるのです。そこで、スクランブルエッグを作る時の事を例として考えてみたいと思います。

まず、初めて一緒に作る時には、卵をかき混ぜる、砂糖と塩を入れるなど、一部分をやってもらう程度でも十分です。その次は卵を割ってみるといいですね。卵は最初から上手にはなかなか割れませんが、スクランブルエッグなら黄身が崩れていても問題がありませんから、何度も挑戦して上手くなるようにしたいものです。

それができるようになったら、今度はフライパンを一緒に使ってみるといいですね。最初は大人が後ろから手を伸ばしてフライパンを持ち、反対の手は子どもが持つ箸に沿え、大人がするのに合わせて子どもの手も動くという感じでやってみると雰囲気がつかめます。後ろからお子さんを抱くような感じで手を添えると、お子さんがバランスを崩したり手が下に下がり過ぎたりしてフライパンに当たることも無くなります。

それができたら、今度は手伝うのはフライパンを持つところだけにする、そして最後はフライパンを持つところも含めてすべてお子さんが自分でやってみるという感じです。このように順を追って行けば、子どもでもそのうち一人でできるようになります。

ただし、その際には気をつけなければいけない点があります。まずは、いくら子どもが一人でできるようになっても、フライパンを使っている時には絶対に目を離さないということです。大人でも気をつけているつもりでもやけどやけがをすることもありますよね。子どもも一緒です。経験が少ない分、大人よりもどうしても怪我をしやすくなってしまいますので、調理をしている時は側にいて様子を見ることが大切です。

それから、いくら料理に慣れたとはいっても、年齢的にフライパンを扱うのが難しいような時には、無理をして先に進めずに、できることだけを一緒に楽しむようにしましょう。

今までできなかったような難しいことができるようになると、子どもは達成感を感じることができます。そのため、慣れてきたら次の段階というように段階を踏んでだんだんとできることを増やせるといいですね。ただし、その際には年齢的に難しくないかだけは考えながら次の段階に進める必要があります。

『電子レンジ』をうまく活用しよう!安全に料理をするための工夫

料理を一緒にする上で、みなさんのお子さんであればどのような時に怪我をしそうだと感じますか?お子さんの年齢にもよると思いますが、思い浮かぶのが包丁を使う時、それから火を使う時なのではないかと思います。それ以外にも、キッチンにあるものが落ちてきたなど考えられる危険はあるのですが、特に包丁と火は危ないものです。

一緒に料理をしていてお子さんが怪我をしてしまったら、料理を楽しむという目的から離れてしまいますし、何よりお子さんの事が心配だという点から考えても、料理をする時には安全面に気を配る必要があるのです。そこで、ここでは火を使う時の危険を少しでも減らす方法として、電子レンジを使うことを考えてみたいと思います。

最近では、電子レンジを使って調理をするための調理器具も多く売られていますよね。蒸し器の代わりになるもの、炊飯ができるもの、ラーメンなどの麺類を作るものといったように特定の調理に対応したものから、中には一台あれば煮る・蒸す・焼く・ゆでる・炒めるといったような、フライパンや鍋でするのと同じような調理法ができるような調理器具もあります。

お子さんと調理をする時には、こういったものを活用してできるだけコンロを使わなくても済む方法を考えれば、より安全に調理をすることができます。もちろん、将来的にはお子さんも大きくなって自分で料理をする時が来るでしょうから、ある程度お子さんが大きくなったら危険性を教えながら一緒にコンロを使ってみることも大切です。

しかし、最初から無理をする必要もありませんので、キッチンでの作業に慣れるまではこういった調理器具を有効に活用して、安全に調理をする方法もあるのです。そうなると、大人にも余裕ができそうですよね。

大変だと思うと、ついお子さんと一緒に料理はしたくないと思ってしまうかもしれませんが、こういう方法で少しでも気楽に取り組むことができれば、またやってみようと思えそうですね。大人にとってもゆとりができますし、子どもにとっても安全ということで、こういったものを取り入れることを考えてみるのもいい方法です。

電子レンジを使ってできることとして、例えば蒸しパン作りなどがあります。ホットケーキミックスを使って蒸しパンを作れば、とても簡単に出来上がります。子どもの友達が大勢遊びに来て、おやつが足りない時に私もよく作るのですが、電子レンジを使うと生地を作るところを含めても5分程度でできてしまうので、とても手軽です。

それを食べて興味を持った子どもと、後日一緒に作ってみたのですが、その簡単さに驚いたようで、これなら一人でも作れそうだと言っていました。そうやって自分でもできそうだと思うことが、また今度は別の事をやってみたいという気持ちにつながります。そうやって関心を持つうちに、食べることに対してもいろいろ考えるようになるということですね。

ほかにも、さつまいもをふかす、薄く切った野菜の水分を電子レンジを使って飛ばして野菜チップスを作るなど、電子レンジを使ってできることはたくさんありますので、お子さんと料理を楽しむ際には活用してみて下さい。

上手く割れなくても大丈夫!卵料理にチャレンジしてみよう

卵って本当に便利な食材ですよね。生のまま卵かけご飯にもできたり、目玉焼きやスクランブルエッグにして朝ご飯のおかずにしたり。とても重宝するので、常に冷蔵庫に入っているという人もいらっしゃるでしょう。私の家でも、だいたい卵は冷蔵庫にあります。卵は、おかずだけではなくお菓子作りにも欠かせないものですよね。

アレルギーで利用できないと言われる方もいらっしゃるかもしれませんが、その場合は除去するしかありませんのでこの方法は使えませんが、そうでなければぜひ卵を活用していろいろなものを作ってみたいものです。卵料理って、簡単な手順でできるものが多いんですよね。だから、子どもと一緒に料理をする時の材料としても適しています。

まず、簡単なものとしては最初にも挙げた卵かけご飯がありますね。卵をご飯にかけてお醤油をかけるだけで美味しいですから、子どもも楽しめます。それから、卵焼きやスクランブルエッグも簡単ですね。フライパンで焼く時の安全にさえ気をつければ、簡単にできて美味しく食べられる料理です。ゆで卵も手軽にできますね。

それから、卵はおかずだけではなく、お菓子作りにも利用できます。簡単なもので言えばホットケーキの材料になりますし、プリンやアイスクリームなど、割と手軽に作れるものにも使います。このように、卵はかなり便利に使えるものですよね。

でも、子どもにとっては、まず卵を割ることが難しいものです。いくら割り方を教えたりやって見せたりしたとしても、力加減がありますので、最初はそんなにすんなりとはいかないものです。ですが、上手く卵が割れずに黄身が崩れてしまったとしても、目玉焼きにする時以外であればかき混ぜるのだから構いませんよね。

それに、もし目玉焼きを作るつもりで卵を割ったのに失敗してしまったとしても、目玉焼きにこだわらずスクランブルエッグにしてしまえば問題はありません。そのため、卵を割るのが難しくて失敗しやすくても、最終的にきちんとした料理になれば、子どもも失敗したと気にしなくて済むのです。卵の黄身が崩れてしまうと、子どもとしては面白くないですからね。

うちでも、卵が上手く割れないと子どもが不機嫌そうでした。でも、最終的に食べられる形になると、それで納得していました。そういうところも卵の良さですよね。割るのが難しくても、作るものによっては全く問題がありませんので、どんどんチャレンジしてみましょう。そのうち上手に割れるようになればますます楽しくなりますし、楽しいと思う気持ちが食に対する関心に繋がって行くものです。

それから、卵一つでいろいろなものが作れることも、また子どもにとって楽しいと思える理由になります。さらに栄養価も高いですしね。日頃は買って食べているものを自宅で作って食べるというのは、子どもにとっても楽しめることです。そのため、たまにはプリンやアイスクリームを手作りしてみるなど、イメージを変えるのもいいですね。そのようなことをしながら、子どもが食べ物に関心を持てるようにしたいものです。

一緒にやってみることも必要です!真似させた方がいいこと

大人にとっては当たり前に使える調理器具でも、子どもからしたらどう使っていいのかわからないというものもありますよね。それから、使い方を間違えると怪我に繋がるものもあります。私には、子どもに何気なくピーラーを使わせていたら、子どもが指を切ってしまったという経験があります。

自分が使う時には危ないとは思わなかったので簡単に使い方を教えて使わせたのですが、考えてみたら刃があるのだから怪我をしても不思議ではないんだと後から気づきました。このように、普段自分が当たり前に使っているものでも使い方をきちんとしないと危ないこともあります。

そこで、一緒に料理をしようと思った時には、まず調理器具をどのように使うのかを一緒にやりながら見せて、それから真似させるという方法を取ることをお勧めします。先ほど例に挙げたピーラーも、野菜を持つ位置を考えれば怪我をしないで済むんですよね。そういうところも含めて、きちんと使えるようになってから渡す必要があります。

それから、混ぜるだけの泡立て器でも、ボウルをしっかり持ってしないと中身がこぼれることもありますよね。そういう失敗があると、子どももがっかりしてしまいます。そこで、ボウルを持ってするということを話して聞かせ、子どもの力では難しい時は大人がボウルを持つようにして使い方を確認するといいですね。

包丁を使うのはかなり大きくなってからだとは思いますが、その時も包丁の持ち方などをやって見せ、それから使うようにしなければ怪我に繋がってしまいます。このように、器具の使い方もきちんと説明しておくと、安全に楽しく料理をすることができそうです。

次に、料理の仕方について見ていきたいと思います。調理器具を上手に使えることももちろんですが、料理には手順がありますので、それを見ながら覚えていくことも後々お子さんが大きくなって一人で料理をするようになった時に役立ちます。最初はホットケーキを焼く、ご飯を炊くなど、簡単なところから始めるといいですね。

ホットケーキを焼くだけでも、生地に牛乳や卵を入れて混ぜるという過程がありますから、それを一緒にしながらこうやってできるんだということを感じたり、一緒に作る楽しさを感じたりすることができます。何気なく毎日食べているご飯でも、どうやって炊くのかがわかるとまた違った見方ができそうですよね。それをおにぎりにしたり、ちょっと手を加えるだけでも変わるんだということを一緒に確かめるのも楽しそうです。

お菓子作りも、一緒に焼いたホットケーキに生クリームやフルーツを飾って簡単ケーキにするなど、少し変えるだけでも素敵に見えるものです。難しいものを作らなくても、ミキサーにかけるだけでできるジュースなど、まずは簡単なものからいろいろなものを作ってみると、料理ってこんな風にできるんだということをお子さんが感じることができます。

そのうち、自分で上手にできるようになると、お子さんも達成感を感じるものです。その気持ちが次も作ってみたいという思いを育て、食べ物に関心を持つことに繋がるのです。そのためにも、まずは一緒にやって手本を見せることから始め、それが真似できるようにと手順を考えていくといいですね。

火を使わなくてもいいレシピもあります!安全に楽しむ料理とは

料理をするとはどんなことなのかを考えた時、材料を切って用意して煮たり焼いたり、ということを思い浮かべるという人がほとんどではないでしょうか。もちろん、料理はそうやってするものなので、その考え方は正しいものです。しかし、そういったことをしなくても楽しめる料理があるものまた事実ですよね。

火を使う料理には、どうしても危険が伴ってしまいます。慣れている大人でさえ、時にうっかりフライパンに当たってしまったりして、やけどをすることもあるものです。揚げ物をする時に油がはねると、それでやけどをすることもありますよね。どんなに気をつけていても、防ぎきれないこともあるものです。

そこで、お子さんと一緒に料理をすることを考えた時、そのお子さんが小さければ小さいほど、より安全面に気を配りながら料理をしなければいけないことになります。そうなると、親としては危険な目に遭わないように気配りもしなければならないことになって、場合によっては楽しむ気持ちが持てないこともあるかもしれませんね。

そうなると、せっかく食育という意味でお子さんと一緒に料理を楽しもうと思っている気持ちが、生きないことになってしまいます。そこで、安全に楽しめる料理とはどのようなものかを考えた時、火を使わなくていいレシピを選ぶという方法もありますよね。

火を使わないレシピとして考えられるものはいろいろあります。冷たいデザートには火を使わずにできるものがいろいろありますね。ゼリーは人肌に温めたお湯があればゼラチンを溶かして作ることができますし、アイスクリームも混ぜるだけで後は凍らせればできるレシピもあります。

ヨーグルトと缶詰のフルーツを合わせて、フルーツヨーグルトを作ってもおいしいですし、簡単にできるので楽しくなります。缶詰の種類が違えば違った味が楽しめるのも、お勧めしたい理由です。

おかずで言えば、サラダや酢のもの、白和え、ゴマ和えなどは火を使わず簡単に作れますよね。冷ややっこもすぐにできますし、お醤油をかけるのを手伝ってもらうこともできます。それから、サンドイッチも、中に入れるものを考えれば火を使わずに作ることもできますね。

また、火を通さなければいけない場合でも、トースターや電子レンジを使えばコンロを使わなくて済むこともあります。鮭のホイル蒸しは、鮭の上にキノコなどの材料を並べてアルミホイルで包んでトースターで焼けばできるので、トースターに入れるところまでは一緒にすることができます。

以上のように、火を使わなくてもできる料理やお菓子作りのレシピもいろいろあるのです。小さいお子さんと料理をする時には、どうしても怪我をしないように、などと気を配らなければいけませんから、安全にできるものを選ぶことで怪我をする危険性を少しでも減らしたいものです。そうすることで、大人もゆったりとした気持ちになることができますので、お子さんと一緒に料理を楽しめるということですね。

最初は“混ぜるだけ”でもいいんです!まずは一緒にやってみよう

今となっては当たり前のように料理をしている大人でも、最初からあれこれできたわけではありませんよね。家で大人のすることを見ていたり、家庭科で習ったり、そういう中でいろんなことを覚えて、だんだんできるようになるというのが普通です。それは誰にとっても同じことで、最初は簡単にできることから始めて、やがて難しいこともできるようになるものです。

料理はそうやって覚えていくものなので、お子さんと一緒に料理を始めようと思った時、いきなり難しいことからする必要がないのはわかりますよね。お子さんだって同じで、最初はできそうなことから始め、やり方を覚えたり成功することで楽しさを感じたりしながらだんだんにできるようになればいいのです。

ところが、簡単なことでいいとわかっていても、いざお子さんと料理をしようと考えると、何からしようかなと思うこともあるかもしれませんね。そこで、先ほど紹介したように簡単な手伝いから入る方法もありますし、混ぜるだけでできるような料理から始めてみることもできますね。

例えば、バナナと牛乳をミキサーにかけるだけでバナナジュースができますが、これも簡単料理の一つです。バナナと牛乳を入れることはもちろんお子さんでもできますし、ミキサーのスイッチを入れることもできるので、自分で作ったんだと実感を持つことができます。

ミキサーを使うので安全面には気をつけなければいけませんが、ミキサーの中まで手を入れない、使う直前までコンセントを差さないなどに気を付けることで、安全に楽しむことができます。

それから、牛乳を混ぜるだけでデザートができるような、デザートミックスも市販されています。これらはとても簡単にデザートが作れるようになっているので、無理なく作れて満足感もありそうですね。作り方に従って作れば失敗することがありませんので、最初はそういうものから始めても楽しめます。

そして、混ぜるだけで簡単にケーキが作れるというレシピもあちこちで見かけます。それらを用意して混ぜた後、オーブンに入れておけば焼き上がるというわけですね。これらのレシピの中には、特別なものを用意しなくても家にあるものだけで作れるものもあるんです。そういうものを作ってみることでも、自分でできたという気持ちを持つことができそうですね。

混ぜるだけで作れそうなものにはお菓子が多い印象がありますが、料理の過程でも混ぜることはありますよね。そのような時に手伝ってもらうだけでも、お子さんが料理に関わる機会を作ることができます。

難しく考えて最初から全部子どもが作れるようなものを、と思わなくても、子どもができるところだけ参加して一緒に作るという感じで気楽に考えてできるといいですね。その方が気軽にお子さんに料理をしようかと声をかけることができそうです。時間をかけて特定の時だけ一緒に料理をするのではなく、普段の生活の中で時々声をかけられるようにする方がお子さんが料理に触れる機会も増えますね。

どんなことなら手伝える?小さな子どもでもできる料理の過程とは

お子さんと一緒に料理をしようと思った時、お子さんが小さい場合はできることが限られますよね。ですが、まだ小さいお子さんとでもできることももちろんあります。そこで、小さなお子さんとでも楽しめる料理の過程について見てみたいと思います。

一番簡単なのは、箸を使わなくてもできるような食材を、手で盛りつけることです。盛りつけは料理の最終段階ですし、自分がお皿に盛ったものがそのまま食卓に出されることで、子どもに満足感を感じさせることができます。箸を使わず手でできる盛りつけと言えば、生野菜のサラダがお勧めです。

ミニトマトなら何もせずに皿に乗せるだけでいいですしね。ハムやレタスを添えてもいいですし、キャベツの千切りをお皿に乗せることもできます。レタスなら、手でちぎって乗せることもできるので、さらに手伝いができたという実感を持てそうです。

その前段階として、まずは食卓に箸を運んでもらったり、持っても危なくないものを持って行ってもらったりするだけでも違います。食事の準備に何か関われたという気持ちを持つことだけでも意味のあることとなります。次にできるのが、ドレッシングや調味料をかける手伝いをすることです。大人が一緒に持ってすればこぼしたりかけ過ぎたりを防ぐこともできますね。

塩を振る場合は使う量だけをスプーンに入れて渡すようにすれば、辛くなることもありません。お子さんがしたことを後からやり直すというのは、お子さんの満足度を下げてしまうことに繋がりますので、それは避けなければいけません。そのためにも、最初から手を添える、量を決めるなどして、後からやり直さなければいけないような状態を作らないことが大切です。

それから、お茶碗にご飯をよそうというのも簡単ですが子どもが楽しめることです。ただし、炊飯器の釜の部分に触れるとかなり熱いので、やけどには気をつけなければいけません。それから、一緒にして楽しいこととして、サンドイッチ作りがあります。本格的に作るのではなく、自分で具材をパンに乗せて挟んで食べるというだけですが、これは意外にも子どもには受けがいいです。

サンドイッチ用の食パンを用意し、ハムやチーズ、炒り卵、キュウリなどをお皿に乗せておくだけで、子どもが自分でパンにそれらを乗せて食べることができます。具材を選んだり、自分で乗せたりというところが楽しいようで、いつもよりもたくさん食べるように感じます。

同じように自分で作るのを楽しめる料理として手巻き寿司もありますが、これは少し難易度が上がりますので、大きめお子さんとだったら楽しめそうですね。他にも混ぜるところだけ手伝ってもらう、小麦粉や片栗粉などを棚から取り出してもらうなど、できることはいろいろあります。

小麦粉などを取ってもらうことで、子どもも小麦粉、片栗粉、パン粉などの名前を覚えるなど、一緒に料理を楽しむこと以外にも役に立つこともあるんですよね。以上のように、一緒に料理をするのだからいろいろさせなければいけないというのではなくて、一部を手伝うだけでもお子さんにとっては楽しいものです。年齢に合わせて、できることから始められるといいですね。

安全面にも気を配ろう!※台所で起こりがちな危ないこととは

台所って、特に小さいお子さんにとっては危ない場所でもあります。お子さんがまだ赤ちゃんだった頃、台所に入れないようにベビーゲートを設置していた、引き出しが開けられないようにストッパーを掛けていたという人は多いのではないかと思います。それくらい、台所というのは危険な場所でもあります。では、具体的にどのようなことが危険なのかを見てみましょう。

まずは、包丁や食器、調理器具など、置かれているものによる危険です。包丁の危険性はもちろん皆さんがすぐに思い浮かべることだと思いますが、その他にも危険なものはたくさんあります。興味本位でフードカッターやミキサーを触ったとしたら、重くて落ちてしまうこともあります。足の上に落ちたら怪我をしますし、フードカッターなら簡単に蓋があくタイプもあるので、カッターの刃に触れて怪我をする可能性もありますよね。

それから、普通に置いてある食器も、何かを取ろうとした時に一緒に落ちることもあります。割れた食器で怪我をしても困りますしね。それから、大人にとっては簡単に使えるピーラーで子どもが手を切ることもあるというように、子どもだからこそ怪我をすることもあるので、刃物を使う時には使い方をしっかり教えなければいけません。

そこで、子どもと一緒に料理をするのであれば、あらかじめ必要な器具を用意しておいて、それ以外には危ないから触らないようにと言い聞かせておく必要があります。

話したことを理解できる年齢のお子さんなら、包丁に触ると手が切れるからダメなどというように、具体的に何が危険なのかを教えることも料理をする上で役立ちます。お子さんが大きくなって自分でできるようになった時も、気を付けることができますからね。

それでは次に、料理の作業を通して起こるかもしれない危険を考えてみましょう。コンロを使う料理をする時は、かなり危険ですよね。気をつけていても鍋の縁にうっかり触れてしまったり、服が引っ掛かって鍋のお湯をこぼしてしまったり、といったことは十分に考えられます。そこで、お子さんと一緒にコンロを使って料理をする時は、絶対に目を離さないことが大切です。

それから、まだ慣れていないお子さんがコンロを使うのであれば、大人がフライパンや鍋をしっかり持って動かないようにするなど、お子さんが危険な目に遭わないように工夫することも必要ですね。せっかくの料理で怪我をしてしまったら、次にするのが怖くなることもありますし、何より心配です。

そのため、年齢を考えて難しいと思った時には、無理にコンロを使うような料理をしなくても作れるものは他にもたくさんありますから、安全な作業でできる料理を選ぶことも大切なのです。それから、コンロを使う代わりに電子レンジでもできる場合は、安全を考えて電子レンジを使ってみることもできますよね。ただし、その場合にもやけどには気をつけましょう。

以上のように、台所を使う上で危険なことはたくさんあります。楽しく料理をするためには、安全面に気を配ることも必要ですので、どんなところが危ないかを子どもの目線に立って考えてから料理をするようにしましょう。

なぜ簡単な料理やお菓子がいい?子どもとする時に考えるべきこと

それでは、いざ子どもと一緒に料理をしてみようと思った時の事を考えてみましょう。子どもと一緒に何を作るかというのは、結構重要な問題です。それは、作るものによってどれくらい時間が掛かるかとか、作業が簡単か難しいかが決まってくるからです。

自分が料理をする時の事を考えてみても、時間が掛かって難しく、技術がいるようなものだったら失敗する可能性もありますよね。大人でもそんな時にはなんだかがっかりした気分になるものです。それは、子どもでも同じです。せっかくチャレンジしたことの結果が思わしくなかったら、がっかりしてしまいます。

もちろん、そんな時でも再チャレンジをして成功するまで頑張る姿勢を教えるとか、何度もやって成功する喜びを感じさせるとかいった点では意味があることです。ですが、今回のように食育につなげる意味で食に関心を持たせることを狙うのであれば、それはちょっと違うことになりますよね。関心を持ってもらうためには、やはり楽しいと感じられることが大切です。

そこで、失敗を重ねて成功する喜びを感じるよりも、まずは「できた!」という気持ちを子どもに感じさせることを狙うべきだということになるんですよね。だから、最初から難しいレシピを使って料理をするよりも、まずは簡単な料理やお菓子作りから始めた方がいいということになるのです。

料理でも、たとえばサラダであればレタスを手でちぎるとか、ミニトマトをお皿に乗せるとか、包丁を使わなくてもできる作業がありますからね。それで一品できたら、子どもも自分が作ったんだと思えて満足できるものです。ドレッシングを掛けるというのも子どもが楽しめる作業の一つですね。そういうのも含めて、自分でもできる、楽しいという気持ちを感じることが大切だと言うことです。

お菓子も簡単に作ることができるものがありますよね。うちでよく作るのが、団子の粉を使ったお団子です。水を入れてこねるところもですし、そのあとお団子の形に丸めるのも楽しいようです。ゆでるところは危ないので私がすることになりますが、それ以外の作業は楽しんでやっています。うちではきなこをまぶして食べることが多いんですが、きなこもお砂糖や塩を入れるので、それも面白いと言っています。

そういうことを重ねて行くうちに、今度は別の物も作ってみたいと言うようになりました。一緒にアイスクリームを作ったこともありますが、これも簡単なレシピを探せば凍らせる時間を除いて15分くらいでできるんですよ。そして、そうやって簡単な作業で出来上がると、大人も一緒にやっていて楽しいんですよね。

子どもと一緒に料理をする上で、大人も楽しめるということも大切だと思うんです。それは、私自身の苦い経験からも思うことです。まだ子どもが小さい時、一緒にクッキーを作ろうとしたことがあったんですが、型抜きすら上手くできないくらい小さい頃だったので、手間が掛かって大変だというイメージしか残りませんでした。

ちょっと目を離すと生地をぐちゃぐちゃにしてしまうし、粘土遊びくらいに思われていたのかもしれませんね。そうなると、一緒にやって私もなんだかイライラしてしまいますし、そうなると子どもも嫌がりますしね。そこで、型を使わなければいいんだと思って、次の時から手で丸めて押し潰すだけにしました。そうしたら、簡単にできて楽しかったんです。

そんな風に、無理に難しくしなくてもよかったんだと後で自分でも思いました。楽しくできる方が料理に対する関心も高まりますからね。子どもと一緒に料理を楽しむためには、できるだけ簡単な方法で、楽しく作れるように考えなければいけないということですね。

子どもと【一緒に】料理をすることはどんなことに役立つの?

冒頭で食育に関する話をしましたが、食べるということはいろいろなことにつながっていることです。まず、健康づくりには欠かせません。誰だって食べ物を食べないと生きて行くことができませんからね。食べるということ自体大切ですし、それに合わせて栄養バランスを考えて食べるということも大切です。

そこで、食育基本法という法律の中でも、食の大切さを思い出し、食に対しての知識を深め、選択するための力を身につけることを目指すということが書かれています。しかし、こういったことを言葉で伝えた時、子ども自身が食に対して関心を持っているかそうでないかで、伝わり方が変わってきます。当然のことながら、子どもが関心を持っている時の方が子どもの心に残りやすいですよね。

食べ物は直接口に入れるものでもあるため、安全性の確保は欠かせませんし、大きくなったら今度は子ども自身がどのようなものを食べるか、作るかを決めることになりますので、食に対する知識も欠かせません。将来的にそうなることを考えても、また子どもであるうちに健康な体作りをすることを考えても、食に対する意識を高めておくほうがいいと言えるのです。

それから、小さいうちに身に付けておきたいこととして、食事の時のマナーもありますよね。大きくなって、その方法に慣れてから直すのは大変ですし、それと知らずにマナー違反なことをしてもいけませんから、マナーについての話も必要です。そういったことを考えても、やはり食事をするということにはいろんな要素があるのだと思わされます。

そこで、食べ方を考えるにしても、本人がきちんとしなければと思える環境の方がよりその気になれるということが言えます。食事を残さないというのもマナーの一つではありますが、好き嫌いが関係して難しいこともありますよね。そこで、食に関心を持つことで少しでもいい方向に持って行くことができないのかと考えた時に、一緒に料理をしてみるということが一つの方法として考えられるのです。

一緒に作ることの何がいいのかというと、まずは親子で会話をしながら作業ができるという点です。話をしながら料理の仕方を伝えることで将来役に立つという実利的な面だけではなく、一緒に何かをしたという楽しさが子どもの料理や食べることに対してのイメージを良くすることにもつながります。

それから、自分で料理したものというのは、美味しく感じられるものです。うちでも、子どもが初めて自分で目玉焼きを作った時、美味しいと言いながら喜んで食べていました。それを見て下の子が真似をして、という流れもでき、今となっては学校が休みの日には手伝いたいと言うこともあります。そこで、苦手な食材を一緒に料理してみたら、一口だけでも食べようとしたことに私自身驚きました。

そうやって一緒にやったという思いが、苦手なものでも食べてみようかなと思うきっかけになるんだと思いました。それ以降、苦手だったキュウリが食べられるようになり、美味しいと言い始めました。このように、一緒にやってみることが子どもの中で食に対する関心を高めるのです。

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