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一番大切なのは【楽しむこと】です!そのために考えるべきこと

ここまで、子どもと一緒に料理をすることを通して、食育に繋げるためにはどうしたらいいのかということについて考えてきました。ただ料理の仕方を教えるのではなく、食に関心を持たせることを狙うのであれば、最終的な目的となるのは料理をすること自体ではありません。

一緒に料理をすることを楽しいと感じることによって、自分もやってみたいと思ったり、作ったものは全部食べようという気持ちになったり、そういう気持ちをお子さんが自然に感じられることが必要です。それが食に対する関心に繋がるため、子どもと一緒に料理をする際に一番大切なのは、料理を楽しむことだと言えるのです。

そこで、難しいものを作るのではなく簡単なものを作ることでできるという自信を持たせたり、気持ちよく料理ができるような言葉掛けを考えたりすることについて見てきたのです。料理は子どもにとってあまり経験する機会が無いものなので、初めてする時にはきっと興味津々で楽しく感じられるはずです。ですが、その時に失敗してしまうと、次にやってみようという気持ちが育ちにくくなってしまいますよね。

そのため、失敗した時には大人がフォローするとか、そういったことも考えておかなければいけません。それから、失敗しないように、最初は大人が手を添えるとか、できるところだけさせるとか、方法を考えることも必要ですね。しかし、大人からすると、子どもと一緒に料理をするよりは、自分一人で作ってしまった方が早いという場面もあるかもしれませんね。

ですが、そう考えてしまうと楽しむことに目が向かなくなるので、子どもと一緒に料理をする時は、子どもの目線に立つことが必要だと言えます。これは、私自身の経験から言えることで、今となってはもっと考えておくべきだったと反省していることでもあります。実際、私も初めて子どもとクッキーを作った時には、あまりにあちこちに粉が散らばるので、もうしたくない、一人でした方が早いと思いました。

それでイライラして、子どもにもこぼさずにしなさいと言ってしまったのですが、よく考えたら小さい子どもが粉を散らさずにできるわけもありませんからね。そこで、しまったと思ったことから、自分が余裕を持つことの大切さを理解できたように思います。

その次は、粉が散らない程度まで自分で生地をまとめてから、最後の仕上げだけさせるようにしました。それから、型を使うのは難しいとわかったので、丸めて押し付けて形を作るだけの簡単なクッキーにしました。そうしたら、初めての時のイライラが嘘のように無くなって、楽しくクッキーを作ることができたのです。

そうなると、その前の時は私にあれこれ言われて嫌そうだった子どもも、最初から最後までにこにこと作っていました。今となっては、いろいろなものを作ることに興味を持っています。そのことから、子どものできること・できないことを自分が理解し、子どもが満足できる形で参加するように考えなければいけなかったのだとあらためて思いました。

作業が難しいものを作ると、大人もそれだけで精いっぱいになり、子どもの事を考える余裕が無くなってしまいます。そうならないために、簡単なものを作るなど方法を考えて、楽しめるようにすることが大切なんですよね。楽しいことは心に残りやすいですし、またやってみたいと思えます。料理を楽しいと思えるように、しっかり心と物の準備をしてから子どもと一緒に料理を楽しみたいものです。

作ったものは“美味しく”食べよう!それが次の意欲に繋がります

料理をした後は、当然それを食べますよね。作ったものを食べることはお子さんにとって楽しいことなので、みんなで味わいたいものです。実は、その時の雰囲気も、次にお子さんがまた料理をしてみたいと思うか、それともそうでないかということを左右します。そこで考えたいのは、作ったものは美味しく食べるた方がいいということです。

ここで言う美味しく食べるというのは、当然味が美味しいということも意味していますが、食べる時の雰囲気も大きく影響するということも言っています。せっかく子どもが作ったのに、それに触れることなく普通に食べたとしたら、何となくわくわくした気持ちにはなれませんよね。そこで、せっかく作ったのなら、作ったことについても会話をしながら、みんなで楽しく食べたいものです。

うちでは、子どもが頑張って作ったものをみんなで食べる時は、その場にいなかった主人にも子どもたちが作ったということが伝わるように話をしています。それがきっかけで会話が広がったり、主人が声を掛けてくれたりしたら、子どもも喜びます。「美味しいね。」とか「上手にできたね。」などと言いながら食べることで、子どもの中には料理をしてよかったという気持ちが生まれます。

美味しく食べるというのは、単純に味の問題だけではないということですね。また、子どもたちが自分で作ったものだからこそ、残さず食べようという言葉にも効果が出てきます。こういう経験をすることで、食べ物は粗末にしてはいけないということを言葉としてではなく自分の体験から実感できるようになります。

しかし、食べる時に楽しい雰囲気ではなかったら、せっかく頑張って作ったという思いがしぼんでしまい、いい経験として頭の中に残らないんですよね。つまり、せっかく料理自体は上手く行ったとしても、その後が楽しくなければ意味がないということになるのです。

そこで、例えば料理を手伝ってくれたり何か自分で作ったりした場合「○○ちゃんが手伝ってくれたから美味しくできているね。」「○○ちゃんの盛りつけ、かわいいね。」などと声を掛けて食べることで、お子さんも自分がしたことが喜ばれているということを実感することができます。

それから、例えばクッキーを作ったとしたら「普通のクッキーも美味しいけど、次はココア入りのクッキーを作ってみようか。」などと次に目を向けさせる声かけの仕方もあります。次にまた違うことをしてみようと言われたことで、次に期待する気持ちが生まれますよね。そのため、また料理をしてみようという意欲に繋がるのです。

料理は、作るだけで終わりではなく、食べるところまでが一つの流れとなるものです。そのため、一緒に料理をするという部分だけに目を向けるのではなく、それを食べるところまで楽しい雰囲気作りをする必要があるということですね。そういうところにまで気を配ることができると、お子さんのやる気が続き、その結果として食に対する関心も高まってくるのです。

どうやってレシピを探したらいい?簡単料理の見つけ方

簡単料理の作り方は、今となってはいろいろなところで見つけることができます。しかし、情報がありすぎるからこそ、どうやってレシピを探したらいいのかと思うこともあるのではないでしょうか。例えば、同じクッキーを作るのでも、探してみればそれこそかなりの数のレシピがあるのです。

ですが、それらは少しずつ作り方が違い、小麦粉を材料にしたものもあればホットケーキミックスを材料にしたものもある、凝った飾り付けをしてあるものもあればシンプルに焼いたままで食べるようなものまであるといった感じです。たくさんあるレシピ、全てに目を通すわけにはいきませんよね。そこで、簡単料理を見つける方法を考えてみたいと思います。

まず、インターネットを使う方法が考えられます。一つのサイトとして料理のレシピを集めているところがありますので、その中から自分の作りたいものを探すのが便利ですね。多くのレシピがまとめられているサイトでは、簡単おやつとか、簡単クッキーなどといったキーワードで情報がまとめられている場合もありますので、それを参考にしてみるといいでしょう。そうすれば、全てに目を通さなくても絞って探すことができますね。

また、同じ簡単クッキーでも、これは本当に簡単だと思うものから、簡単と言いながらちょっと手が掛かるというようなものもあるので、見つかったレシピをいくつか比べてみると、本当に作りやすいレシピを見つけることができますよ。

それから、食品メーカーのホームページでは、その会社で作られている商品に関連したレシピが公開されていることもあります。それから、新聞を取っておられるご家庭なら、挟みこまれている広告に簡単レシピが紹介されていることもあります。私は、その中でこれは作ってみたいと思うものがあったら、ファイルして残すようにしています。そうしたら、作りたい時に取り出して作ることができますからね。

こういうものを見ると、自分でこんなものが作りたいと思っているもの以外にも作れそうなものが見つかるので、楽しくなります。そういった意味では、書店で専用の本を見つけてもいいですね。大人向けの本でも簡単デザートの作り方や簡単おかずを紹介した本もありますので、もちろんそれでもいいのですが、お勧めなのは子ども向けに編集された料理の本を探すことです。

子どもをターゲットとして書かれている本なので、大人向けのものよりもわかりやすくなっています。そのうち、お子さんが大きくなったらそれを見ながら自分で作れるようにもなりますしね。テレビ番組と連動した本もありますので、そういうものを選べばお子さんもより興味を持てるかもしれませんね。

他にも、親子で料理をすることを目的として書かれている本もあります。それらは親子で料理をすることに焦点を当てて書かれていますので、使いやすいものとなっています。

以上のように、簡単料理の作り方を探す方法はいろいろあります。その中からできそうな方法を選んで、作りやすくて簡単な、料理の作り方を探してみるといいですね。

料理をする時、どんな会話・言葉がけが効果的ですか?

食育という観点から子どもと一緒に料理をすることを考えるのであれば、子どもに料理に興味を持たせること、それから作ってよかったと思わせることが大切です。それが嫌な経験になってしまったら、料理をすることに対してのイメージが悪くなり、食に対する関心を持たせることには繋がらなくなります。そこで、一緒に料理をする時にどんな会話や言葉掛けをしたらいいのか、考えてみたいと思います。

まず、料理を楽しむためには、その方法が理解できることが大切です。そこで、調理器具の名前を会話に混ぜるなどして、どういう名前の物か、どういった使い方をするのかがわかるようにしてみましょう。

泡立て器で混ぜるのなら「この泡立て器で混ぜてみようね。ボウルはしっかり持って。」というような言い方をすると、泡立て器は混ぜるもの、ボウルは材料が入っているものと理解することができます。小さいお子さんの場合は「これが泡立て器よ。」というように直接名前を教えてあげるといいですね。

そして、料理の作業内容を確認しながら進めると、お子さんもわかりやすくなります。例えばスクランブルエッグを作るのなら、まずは卵を割って、次にお砂糖とお塩を入れてお箸でかきまぜるというように、その作業をしながら言葉でも伝えていくことが必要だと言うことですね。それを何度かしているうちに、お子さんの中でかきまぜるとはこういうこと、と言うように理解が深まっていきます。

また、例としてお菓子を作る時なら「まずは小麦粉ね。」などと言いながら材料を用意して、お子さんが材料の名前を知るのも楽しめます。料理をしたことのないお子さんにとっては、そういう材料を目にすること自体が珍しいですからね。そして、それを一緒に料理して、その結果クッキーやケーキができたら、あの材料からこんなものができるんだという発見もあります。

新しい発見をすることは、とても楽しく興味が持てることですよね。そういう気持ちを感じることが、次にまたやってみようと思うことに繋がっていきます。それから、包丁は手が切れて危ないから触らないようにとか、やけどをしないためにコンロの周りには近づかないようになど、キッチンで気を付けるべきことについても話しておかなければいけません。

お子さんにはまだ何が危ないのかわかりません。そのせいで怪我をしてしまうと大変ですからね。こういったルールはしっかり徹底しておかないと、思わぬ事故に繋がります。そうなったら楽しい気持ちが生まれるはずもありませんので、安全に料理ができるように話をしておくことも大切です。

そして、上手にできているとか、美味しそうだねとか、お子さんのしたことを肯定するような言葉もお子さんに嬉しさを感じさせ、自身を持たせることに繋がりますので、ぜひしたい言葉掛けです。

逆に掛けてはいけない言葉は、失敗を責めるような言葉です。慣れないことをするのですから、失敗はするのは当たり前の事ですよね。それを頭に入れたうえで、失敗を責めるのではなく、失敗した時には次にどうすればいいのかを伝えたり、失敗しても大丈夫と明るく言ったりして、お子さんががっかりした気持ちで終わることが無いよう気遣いをしましょう。

見た目を変えるだけでも楽しくなる!盛りつけの工夫とは

料理には見た目も関係あるということはみなさん聞かれたことがあるかと思います。お弁当を作る時でも、できるだけ単一色にならないように気を遣うと言われる方も多いのではないでしょうか。それは、普段食べる料理も同じですよね。見た目が違うだけで子どもが苦手な野菜を食べたというようなこともあるかと思いますが、見た目を変えるだけで気分が変わって楽しくなることがあります。

シチューのニンジンを野菜型で型抜きするだけでずいぶんかわいくなりますよね。そのように、ちょっと手を加えるだけで変わってくるものもあります。そこで、お子さんと料理を楽しむ時、盛りつけを工夫してみるのも楽しく料理ができる方法の一つです。そこで、どのようなことが考えられるのか見てみたいと思います。

まずは、色や形を工夫することです。同じサラダを作るのでも、トマトの赤とキュウリやキャベツ、レタスなどの緑が合わさるときれいに見えますよね。そこで、お子さんに別の色が合わさるような材料を用意しておいて、好きに盛ってもらうなどすれば、出来上がりも綺麗に見えて楽しめます。

形に関して言えば、先ほども例に挙げたようにシチューの中身のニンジンがかわいい形だとそれだけで楽しいように、例えばおにぎりを一緒に作る時、かわいい形のおにぎり型を使って一緒に作ってみたら、普段と雰囲気が変わっていいですね。おにぎり型を使えば小さなお子さんでも押さえて抜くだけなので上手におにぎりができますし、ふりかけなどを使って飾ればより彩りよくできますしね。

それらは、お子さんにとっては楽しい作業になります。さらにそのお皿にミニトマトやウインナー、ブロッコリーなどを一緒に盛りつけても、お子様ランチのようで楽しく食べられそうです。ウインナーの飾り切りもいろんなものがありますが、定番のタコやカニなら簡単にできますから、それを合わせるだけでも楽しくなりますね。

それから、入れ物を変えるというのも普段と気分が変わって楽しいものです。普段は使わないような器に入れたりすると、それだけでも気分が変わりますね。

作るものそのものの形を変えるというものは、ほかにもあります。クッキーを作る時にクッキー型で抜くといろいろな形のものができ楽しいですが、同じようにホットケーキを焼く時に型を使ったりお玉で上手く形を作ったりして、普段とは違う形の物を作るだけでも楽しいものです。

年齢が大きいお子さんなら形を作ること自体を楽しめますし、小さなお子さんであればできたものをお皿に乗せるだけでも、普段と違う雰囲気にすることができます。そこに生クリームを添えるだけでもまた雰囲気が変わりますね。

フルーツであれば、家にあるものを1種類ではなく2種類合わせてお皿に盛るだけでも豪華そうに見えます。お皿に乗せることはお子さんでもできますから、自分でやったという実感を持てそうですね。

以上のように、普段とは少し違うことをしてみるだけでも、雰囲気が変わって楽しめるものです。お子さんにやってもらうと、大人が考えないようなできになって楽しめますよ。

お菓子作りに便利なアイテム、ホットケーキミックスを利用しよう

ホットケーキミックスはとても便利なものです。これ一つあれば、いろんなお菓子を作ることができます。しかも、時間が掛からず作れるものもありますから、私もよく使っています。子どもの友達が思いがけず大勢来た時、出せるお菓子が無い、でも子どもだけ置いて買い物には行けないというような時には、ホットケーキミックスを使って簡単お菓子を作って出すこともあるくらい、便利に使えます。

つまり、思いついた時にすぐ作れるのがホットケーキミッククスを利用したレシピのいいところだということですね。では、実際にホットケーキミックスを使って作れるお菓子にはどんな物があるのか見てみましょう。

まずは、普通にホットケーキとして出す方法がありますね。もし生クリームやフルーツがあるようなら、それを添えるだけでさらに美味しそうな見た目になります。そのままで出す時には、私はよく大きめの丸いホットケーキに小さめの丸い部分を2つくっつけてクマの形に見えるように焼きます。それだけでも、子どもの反応は違います。

一緒に作る時には、生地作りが子どもには楽しい作業になります。それから、子どもが大きくなってからは、フライパンに子どもが自分で生地を流すようにしているのですが、いろんな形を作ろうと試すのを楽しんでいます。簡単で美味しいですし、いろんな形が作れるので、子どもにとっては楽しい作業です。生クリームやフルーツを飾る時には、子どもが飾り付けを楽しむこともできます。

それから、ホットケーキミックスを使ったクッキーも簡単でいいです。クッキー作りは子どもも好きなので、簡単にできるとますます楽しくできますし、大人としても時間が掛かると思わずにできるのがいいところです。板チョコを刻んで入れたり、ココアを混ぜたり、家にあるもので簡単アレンジもできるので、飽きずに食べられるのもいいですね。少し変わったところで、かぼちゃを入れてかぼちゃクッキーを作ってみましたが、それも美味しかったです。

そして、簡単にできるものとしては蒸しパンもあります。対応の容器を使ってレンジで作れば、すぐにできて便利なレシピです。ホットケーキミックスを使ったパンのレシピや、マフィンのレシピもあるんですよ。これらも、混ぜる作業があるので、お子さん手伝ってもらうことができます。

パウンドケーキも、ホットケーキミックスを使うレシピで作ると簡単です。型に入れて焼くまではかなり簡単な作業で済みますので、お子さんがある程度の年齢だったら一人で作ることもできそうです。パウンドケーキも、味のバリエーションがかなりありますよね。

クッキーと同じくチョコチップやココアを入れてもいいですし、バナナなどの果物を入れる方法もありますね。ジャムを入れて作っても、少し大人の味で抹茶を入れて作っても美味しくできます。

以上のように、ホットケーキミックスはいろいろなお菓子作りに利用できますので、いざという時のために買っておくのもいいかもしれませんね。普通に作るよりも簡単な作業で美味しくできるレシピもあるので、活用したいものです。

クッキー作りが楽しい理由とは?子どもが好きなことをさせよう

一時期、我が家の子どもたちが夢中になって作っていたものがあります。それは、クッキーです。今では他にもいろいろ作れるようになったので、クッキーだけにこだわらなくなったのですが、最初はほかのものを提案してもクッキーばかり作りたがりました。それに、自分から作ろうと言い出すこともありました。

なぜクッキーがいいのか子どもに聞いてみたところ、生地をこねるのが楽しいかららしいです。それから、自分でもできるようになった後は、型抜きをするのが一番お気に入りの作業なんだそうです。もちろん、食べて美味しいといういこともあるのですが、やはり作るところも楽しいということが大切なようです。

ところで、子どもって粘土遊びや泥遊びが好きですよね。いきなり話が変わってしまったので、どういうこと?と思われたかもしれませんが、これはクッキー作りとも関係があることで、子どもは指先や手を使って粘土をこねたり泥遊びをしたりするのが好きなものですよね。そういうことだったら飽きずに長続きするものです。

クッキー作りの生地をこねたり、型抜きをしたりというのはちょうど子どもが好きなそれらの遊びと似ています。つまり、子どもは料理をするぞと意識してやっているのではなく、遊びの延長のような感覚でクッキー作りをしているということです。ですが、これってとても大切なことなんですよね。子どもって、いろんなことを身に付ける際、遊びを通して身に付けていることもたくさんあります。

遊び感覚でできることは子どもにとって楽しいことであり、楽しいからこそ長続きするということなんですね。そして、楽しんで続けることで、さらにそのことに対する関心が高まって行くという流れができます。そうなると、自然に作ることや食べることといった食に対する関心も高まるのです。

それならいろんなものを作らせた方がいいのではないかと思うかもしれませんね。しかし、その必要はありません。思い切りそれを楽しんだら、不思議と別の事に目が向くものです。それに、今はしたくないと思うことをしても、それが楽しいとは感じられませんよね。そのため、一緒にいろんな料理をしたいからといって、子どもがクッキーを作りたいと言っているのに、無理に別の物を作る必要はないということなんです。

ここではクッキーを例として話をしましたが、別にそれがクッキーである必要はありません。お子さんが楽しんで作れるものなら何でもいいですし、お子さんにこだわりが無いようであればいろいろなものを試してみるのも楽しいものです。つまり、大切なのはお子さんと一緒に楽しめることで、そのためにはお子さんが好きだと思えることを中心にやってみるのがいいということなのです。

まだ私の子どもが小さい頃、なぜか私が泡立て器で何か混ぜていると、子どもが決まって手伝いたいと言って来ていました。混ぜる作業自体が楽しかったようで、いろんなものを混ぜたがりました。そのように、何か興味が持てること、お子さんが好きなことをたくさんやってみると、お子さんの中で料理は楽しいものだという気持ちが芽生えます。それが、将来食を考えるきっかけになるのです。

果物に[一手間加えるだけ]でもおやつは作れます!

果物は、美味しいのと共にいろいろな栄養素も含まれているので、子どもに食べさせたいものですよね。そこで、そのまま食べるのもいいですが、一手間加えることでまた普段と違って新鮮に見えるものなので、お子さんと一緒に少しアレンジしてみるのもいいですね。そこで、お子さんと一緒にできる、簡単果物おやつを見てみましょう。

まず、お勧めなのがフルーツヨーグルトです。果物を切って混ぜるだけですし、果物の種類を変えればいろんな味が楽しめます。栄養価を考えてもいいおやつになりますね。混ぜるだけなのでお子さん一人でも作れ、満足度も上がりそうです。

それから、ヨーグルトの代わりにバニラアイスクリームを添えるおやつもあります。こちらは暑い夏に嬉しいおやつですね。そして、缶詰の果物は、これまでも紹介してきたようにゼリーにすることができます。

ところで、子どものころにバナナをスライスしたものを冷凍して食べた、給食に冷凍みかんが出たなどという経験をお持ちの方はいらっしゃらないでしょうか。果物は、凍らせるとシャーベットのような感覚で味わえますよね。小さいお子さんとであれば、果物を凍らせるだけでも面白い変化を感じることができます。

そのまま食べてもいいですが、うちでは、凍らせた果物と牛乳をミキサーにかけて手作りスムージーを楽しみます。シャリシャリした食感が楽しくて、子どもも喜んで食べています。ほんの少し野菜を足すなどバリエーションもありますので、野菜が苦手なお子さんには少量の野菜を加えて作ってもいいですね。それから、果物を凍らせなくても、牛乳や豆乳と一緒にミキサーにかけて果物ジュースにすることもできます。

逆に、市販されている果物のジュースを凍らせてアイスキャンディを作ることもできます。これは乳酸菌飲料などで作っても美味しいものですが、小さめの氷ができるような製氷皿や、シリコンでできた冷凍対応の容器などを使って凍らせると、一口サイズで食べやすいアイスキャンディができますよ。型がかわいければ見た目もいいですからね。

それから、フルーツポンチも美味しいおやつになります。大きいお子さんであれば炭酸飲料を使って作ると変わった食感で楽しいですし、小さなお子さんならシロップで作れば食べやすくなります。缶詰のシロップを利用すると、さらに簡単に作ることができます。フルーツポンチは、かわいい器に飾るなど、飾り付けに工夫ができるものでもありますね。お子さんに飾り付けを任せると、楽しく作ることができそうです。

フルーツポンチには白玉団子を入れても美味しいのですが、白玉団子は子どもが楽しく作れるものなので、時間がある時には白玉団子入りのフルーツポンチを作ってみると、いろんな作業に参加できてお子さんも楽しめますね。

また、ドライフルーツや果物のジャムを混ぜて作るパウンドケーキも、意外に簡単に作れるものです。ドライフルーツやジャムは混ぜるだけなので、簡単に作れます。それから、ドライフルーツではなく、バナナなどはそのまま入れて焼くこともできますね。生地を作るのが難しければ、ホットケーキミックスを使ったレシピもあります。これなら本当に混ぜて焼くだけなので、失敗もありません。

以上のように、果物に一手間加えるだけで美味しいおやつがいろいろ作れますので、お子さんと一緒にぜひ試してみて下さい。

子どもと一緒に簡単に作れるお菓子、どんなものがありますか?

子どもと一緒に作るのなら、簡単なお菓子が助かりますよね。そこで、子どもと一緒に簡単に作れるお菓子を紹介したいと思います。

まずは、これまでの話の中で紹介してきたゼリーやシャーベットです。これは、ジュースに少し手を加えるだけでできる、とても簡単なお菓子です。作るのに時間がかかりませんし、ゼリーやシャーベットは子どもも大好きなお菓子ですよね。楽しく作って一緒に食べることができますので、親子で作るには適しています。

缶詰を利用したゼリーもいいですね。これだと果物がそのままゼリーに入りますので、見た目にも豪華に見えます。

そして、お菓子作りの定番とも言えるクッキーも一緒に作るにはお勧めです。家にある材料でもできることが多いですし、ココアやチョコチップ、バナナ、かぼちゃなどを生地に混ぜ込んで焼けばいろんなバリエーションも楽しめますしね。少し大きいお子さんなら、型抜きをするのが楽しいということもあるでしょう。

型抜きが難しい場合は、手で丸めて押し潰して丸い形にして焼いてもかまいません。お子さんの年齢に合わせて作り方を変えることができるのもクッキーのいいところです。

白玉団子も一緒に作って楽しいおやつですね。こねて丸めるという作業は子どもも大好きなので、一緒に楽しめます。簡単にきなこをかけて食べてもいいですし、少し本格的にたれも一緒に作って絡めて食べても美味しいです。

さつまいもをレンジで柔らかくして裏ごしして作る、スイートポテトも簡単おやつです。さつまいもを潰すところを一緒に楽しむこともできますよ。

材料を混ぜて、後は焼くだけという簡単ケーキのレシピもいろいろありますので、それを探して試すのも面白いです。いろんなアレンジがあって、簡単なのに美味しいというものもあるんですよ。私も何度か子どもと試したことがありますが、簡単なのにいい具合にできるものです。そういうレシピは積極的に活用したいと思います。

それから、難しそうに感じるかも知れませんが、プリンも加熱時間さえ間違えなければ案外簡単に作れるものです。蒸し器は無くても電子レンジで加熱できますから、そういう方法を利用して作ると子どもと一緒に簡単に作れます。

ホットケーキや蒸しパン、ドーナツも簡単にできるものです。ただし、これらは加熱する時に危険が伴うこともありますので注意が必要です。蒸しパンなら電子レンジでもできますが、ホットケーキやドーナツはそうはいきませんね。特にドーナツは油を使うので危険ですが、生地を作るところまでは一緒にできますし、飾りとして粉砂糖を振りかけたりすることは子どもでも楽しめることです。

それから、電動泡立て器があるのなら、アイスクリームも簡単にできるんですよ。電動泡立て器が無い場合、ミキサーを使って混ぜてアイスクリームを作る方法もあるなど、アイスクリームを簡単に作ることができるレシピにも種類があります。味もいろいろなので、ぜひチャレンジしてみたいですよね。

私も今回こうやって書きながらいろいろ見てみたのですが、しばらく作っていないものがあることを思い出したので、今度試してみようと思っているところです。子どもと一緒に楽しめるものはたくさんありますので、自分好みのレシピを探して作ってみてはどうでしょうか。

子どもだけで全て作ると≪満足度≫アップ!どんなものが作れる?

親子で一緒に料理をするのはとても楽しいことですが、子どもが自分の力で全てできると、それはそれで嬉しいものですよね。大人の手伝いをしたというよりは、自分がやっていることを大人に手伝ってもらったという方が当然満足度は高くなりますし、全部自分でできたとなるとさらに満足度はアップします。そこで、子どもだけで全て作れるものにはどのようなものがあるのかを考えてみたいと思います。

まずはご飯時のメニューからですが、サラダやサンドイッチなどが考えられます。サラダは手でちぎるレタスやミニトマトなどを利用して、包丁で切らなくてもいい材料を選ぶことが子どもが一人でも作れるためのポイントです。包丁が使えないお子さんでも、この作業でできるものなら一人で作れますからね。それから、サンドイッチならバターを塗る、具材を挟むという作業でできますから、子ども一人でも楽しめます。

次におやつですが、これは子どもだけでも簡単に作れるものがけっこうあります。まず、製氷皿にジュースを入れて凍らせるだけで、シャーベットが楽しめます。製氷皿にジュースを入れる時にこぼしそうなら、小さめのコップにジュースを移してから入れるようにすればこぼさずに作ることができます。

ジュースにゼラチンを入れてゼリーにすることもできますね。ゼラチンを溶かすのにお湯を使うので年齢によっては危険かもしれませんが、ゼリー液は沸騰させなくても人肌程度に温めればゼラチンは溶けますから、ある程度大きいお子さんだったら一人でできそうですね。

それから、市販のクッキーに、同じく市販のチョコペンで絵を描くだけでも楽しいおやつになります。同じように、市販のバニラアイスにカラースプレーをトッピングをするだけでも一味違った楽しいおやつにすることができます。

私は、小学生の時にビスケットで作るケーキの作り方を習ったことがあります。ビスケットを牛乳に浸してふやかし、間に生クリームをはさんで最後に生クリームをトッピングするだけなのですが、ビスケットが上手くふやけてケーキっぽくなっていてすごいと思いながらできたケーキを食べました。生クリームだけ泡立てておいたり、一緒に生クリームを泡立てたりしておけば、そこから後は小さい子どもでもできそうですよね。

最近では市販のスポンジも売っていますから、それにデコレーションするだけなら子どもでも簡単に大きなケーキが作れます。それから、オーブンを使って焼かなければいけないお菓子でも、オーブンに入れる前の生地を作るところまでは全て自分でできるような作り方もあります。簡単に作れるものとして、パウンドケーキがありますね。

材料を測ることができれば最初から自分で全てできますし、材料を測ることができない年齢のお子さんであれば材料だけ用意しておけば、自分で全て混ぜることもできますね。後はオーブンに入れるだけで大人が手を加えることはありませんので、自分で作ったという満足感を得ることができます。

このように、子どもだけで簡単に作れるものはいろいろあるのです。料理をしなければと難しく考えるのではなく、市販の物に少し手を加えるだけでも子どもにとっては新鮮なんですよね。そういう経験を通して、もっと作ってみたいと思ってくれればさらにいろんなことに挑戦できそうです。

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