親子で一緒に料理をするのはとても楽しいことですが、子どもが自分の力で全てできると、それはそれで嬉しいものですよね。大人の手伝いをしたというよりは、自分がやっていることを大人に手伝ってもらったという方が当然満足度は高くなりますし、全部自分でできたとなるとさらに満足度はアップします。そこで、子どもだけで全て作れるものにはどのようなものがあるのかを考えてみたいと思います。

まずはご飯時のメニューからですが、サラダやサンドイッチなどが考えられます。サラダは手でちぎるレタスやミニトマトなどを利用して、包丁で切らなくてもいい材料を選ぶことが子どもが一人でも作れるためのポイントです。包丁が使えないお子さんでも、この作業でできるものなら一人で作れますからね。それから、サンドイッチならバターを塗る、具材を挟むという作業でできますから、子ども一人でも楽しめます。

次におやつですが、これは子どもだけでも簡単に作れるものがけっこうあります。まず、製氷皿にジュースを入れて凍らせるだけで、シャーベットが楽しめます。製氷皿にジュースを入れる時にこぼしそうなら、小さめのコップにジュースを移してから入れるようにすればこぼさずに作ることができます。

ジュースにゼラチンを入れてゼリーにすることもできますね。ゼラチンを溶かすのにお湯を使うので年齢によっては危険かもしれませんが、ゼリー液は沸騰させなくても人肌程度に温めればゼラチンは溶けますから、ある程度大きいお子さんだったら一人でできそうですね。

それから、市販のクッキーに、同じく市販のチョコペンで絵を描くだけでも楽しいおやつになります。同じように、市販のバニラアイスにカラースプレーをトッピングをするだけでも一味違った楽しいおやつにすることができます。

私は、小学生の時にビスケットで作るケーキの作り方を習ったことがあります。ビスケットを牛乳に浸してふやかし、間に生クリームをはさんで最後に生クリームをトッピングするだけなのですが、ビスケットが上手くふやけてケーキっぽくなっていてすごいと思いながらできたケーキを食べました。生クリームだけ泡立てておいたり、一緒に生クリームを泡立てたりしておけば、そこから後は小さい子どもでもできそうですよね。

最近では市販のスポンジも売っていますから、それにデコレーションするだけなら子どもでも簡単に大きなケーキが作れます。それから、オーブンを使って焼かなければいけないお菓子でも、オーブンに入れる前の生地を作るところまでは全て自分でできるような作り方もあります。簡単に作れるものとして、パウンドケーキがありますね。

材料を測ることができれば最初から自分で全てできますし、材料を測ることができない年齢のお子さんであれば材料だけ用意しておけば、自分で全て混ぜることもできますね。後はオーブンに入れるだけで大人が手を加えることはありませんので、自分で作ったという満足感を得ることができます。

このように、子どもだけで簡単に作れるものはいろいろあるのです。料理をしなければと難しく考えるのではなく、市販の物に少し手を加えるだけでも子どもにとっては新鮮なんですよね。そういう経験を通して、もっと作ってみたいと思ってくれればさらにいろんなことに挑戦できそうです。