料理をするとはどんなことなのかを考えた時、材料を切って用意して煮たり焼いたり、ということを思い浮かべるという人がほとんどではないでしょうか。もちろん、料理はそうやってするものなので、その考え方は正しいものです。しかし、そういったことをしなくても楽しめる料理があるものまた事実ですよね。

火を使う料理には、どうしても危険が伴ってしまいます。慣れている大人でさえ、時にうっかりフライパンに当たってしまったりして、やけどをすることもあるものです。揚げ物をする時に油がはねると、それでやけどをすることもありますよね。どんなに気をつけていても、防ぎきれないこともあるものです。

そこで、お子さんと一緒に料理をすることを考えた時、そのお子さんが小さければ小さいほど、より安全面に気を配りながら料理をしなければいけないことになります。そうなると、親としては危険な目に遭わないように気配りもしなければならないことになって、場合によっては楽しむ気持ちが持てないこともあるかもしれませんね。

そうなると、せっかく食育という意味でお子さんと一緒に料理を楽しもうと思っている気持ちが、生きないことになってしまいます。そこで、安全に楽しめる料理とはどのようなものかを考えた時、火を使わなくていいレシピを選ぶという方法もありますよね。

火を使わないレシピとして考えられるものはいろいろあります。冷たいデザートには火を使わずにできるものがいろいろありますね。ゼリーは人肌に温めたお湯があればゼラチンを溶かして作ることができますし、アイスクリームも混ぜるだけで後は凍らせればできるレシピもあります。

ヨーグルトと缶詰のフルーツを合わせて、フルーツヨーグルトを作ってもおいしいですし、簡単にできるので楽しくなります。缶詰の種類が違えば違った味が楽しめるのも、お勧めしたい理由です。

おかずで言えば、サラダや酢のもの、白和え、ゴマ和えなどは火を使わず簡単に作れますよね。冷ややっこもすぐにできますし、お醤油をかけるのを手伝ってもらうこともできます。それから、サンドイッチも、中に入れるものを考えれば火を使わずに作ることもできますね。

また、火を通さなければいけない場合でも、トースターや電子レンジを使えばコンロを使わなくて済むこともあります。鮭のホイル蒸しは、鮭の上にキノコなどの材料を並べてアルミホイルで包んでトースターで焼けばできるので、トースターに入れるところまでは一緒にすることができます。

以上のように、火を使わなくてもできる料理やお菓子作りのレシピもいろいろあるのです。小さいお子さんと料理をする時には、どうしても怪我をしないように、などと気を配らなければいけませんから、安全にできるものを選ぶことで怪我をする危険性を少しでも減らしたいものです。そうすることで、大人もゆったりとした気持ちになることができますので、お子さんと一緒に料理を楽しめるということですね。