料理を一緒にする上で、みなさんのお子さんであればどのような時に怪我をしそうだと感じますか?お子さんの年齢にもよると思いますが、思い浮かぶのが包丁を使う時、それから火を使う時なのではないかと思います。それ以外にも、キッチンにあるものが落ちてきたなど考えられる危険はあるのですが、特に包丁と火は危ないものです。

一緒に料理をしていてお子さんが怪我をしてしまったら、料理を楽しむという目的から離れてしまいますし、何よりお子さんの事が心配だという点から考えても、料理をする時には安全面に気を配る必要があるのです。そこで、ここでは火を使う時の危険を少しでも減らす方法として、電子レンジを使うことを考えてみたいと思います。

最近では、電子レンジを使って調理をするための調理器具も多く売られていますよね。蒸し器の代わりになるもの、炊飯ができるもの、ラーメンなどの麺類を作るものといったように特定の調理に対応したものから、中には一台あれば煮る・蒸す・焼く・ゆでる・炒めるといったような、フライパンや鍋でするのと同じような調理法ができるような調理器具もあります。

お子さんと調理をする時には、こういったものを活用してできるだけコンロを使わなくても済む方法を考えれば、より安全に調理をすることができます。もちろん、将来的にはお子さんも大きくなって自分で料理をする時が来るでしょうから、ある程度お子さんが大きくなったら危険性を教えながら一緒にコンロを使ってみることも大切です。

しかし、最初から無理をする必要もありませんので、キッチンでの作業に慣れるまではこういった調理器具を有効に活用して、安全に調理をする方法もあるのです。そうなると、大人にも余裕ができそうですよね。

大変だと思うと、ついお子さんと一緒に料理はしたくないと思ってしまうかもしれませんが、こういう方法で少しでも気楽に取り組むことができれば、またやってみようと思えそうですね。大人にとってもゆとりができますし、子どもにとっても安全ということで、こういったものを取り入れることを考えてみるのもいい方法です。

電子レンジを使ってできることとして、例えば蒸しパン作りなどがあります。ホットケーキミックスを使って蒸しパンを作れば、とても簡単に出来上がります。子どもの友達が大勢遊びに来て、おやつが足りない時に私もよく作るのですが、電子レンジを使うと生地を作るところを含めても5分程度でできてしまうので、とても手軽です。

それを食べて興味を持った子どもと、後日一緒に作ってみたのですが、その簡単さに驚いたようで、これなら一人でも作れそうだと言っていました。そうやって自分でもできそうだと思うことが、また今度は別の事をやってみたいという気持ちにつながります。そうやって関心を持つうちに、食べることに対してもいろいろ考えるようになるということですね。

ほかにも、さつまいもをふかす、薄く切った野菜の水分を電子レンジを使って飛ばして野菜チップスを作るなど、電子レンジを使ってできることはたくさんありますので、お子さんと料理を楽しむ際には活用してみて下さい。