Month2月 2015

クッキー作りが楽しい理由とは?子どもが好きなことをさせよう

一時期、我が家の子どもたちが夢中になって作っていたものがあります。それは、クッキーです。今では他にもいろいろ作れるようになったので、クッキーだけにこだわらなくなったのですが、最初はほかのものを提案してもクッキーばかり作りたがりました。それに、自分から作ろうと言い出すこともありました。

なぜクッキーがいいのか子どもに聞いてみたところ、生地をこねるのが楽しいかららしいです。それから、自分でもできるようになった後は、型抜きをするのが一番お気に入りの作業なんだそうです。もちろん、食べて美味しいといういこともあるのですが、やはり作るところも楽しいということが大切なようです。

ところで、子どもって粘土遊びや泥遊びが好きですよね。いきなり話が変わってしまったので、どういうこと?と思われたかもしれませんが、これはクッキー作りとも関係があることで、子どもは指先や手を使って粘土をこねたり泥遊びをしたりするのが好きなものですよね。そういうことだったら飽きずに長続きするものです。

クッキー作りの生地をこねたり、型抜きをしたりというのはちょうど子どもが好きなそれらの遊びと似ています。つまり、子どもは料理をするぞと意識してやっているのではなく、遊びの延長のような感覚でクッキー作りをしているということです。ですが、これってとても大切なことなんですよね。子どもって、いろんなことを身に付ける際、遊びを通して身に付けていることもたくさんあります。

遊び感覚でできることは子どもにとって楽しいことであり、楽しいからこそ長続きするということなんですね。そして、楽しんで続けることで、さらにそのことに対する関心が高まって行くという流れができます。そうなると、自然に作ることや食べることといった食に対する関心も高まるのです。

それならいろんなものを作らせた方がいいのではないかと思うかもしれませんね。しかし、その必要はありません。思い切りそれを楽しんだら、不思議と別の事に目が向くものです。それに、今はしたくないと思うことをしても、それが楽しいとは感じられませんよね。そのため、一緒にいろんな料理をしたいからといって、子どもがクッキーを作りたいと言っているのに、無理に別の物を作る必要はないということなんです。

ここではクッキーを例として話をしましたが、別にそれがクッキーである必要はありません。お子さんが楽しんで作れるものなら何でもいいですし、お子さんにこだわりが無いようであればいろいろなものを試してみるのも楽しいものです。つまり、大切なのはお子さんと一緒に楽しめることで、そのためにはお子さんが好きだと思えることを中心にやってみるのがいいということなのです。

まだ私の子どもが小さい頃、なぜか私が泡立て器で何か混ぜていると、子どもが決まって手伝いたいと言って来ていました。混ぜる作業自体が楽しかったようで、いろんなものを混ぜたがりました。そのように、何か興味が持てること、お子さんが好きなことをたくさんやってみると、お子さんの中で料理は楽しいものだという気持ちが芽生えます。それが、将来食を考えるきっかけになるのです。

果物に[一手間加えるだけ]でもおやつは作れます!

果物は、美味しいのと共にいろいろな栄養素も含まれているので、子どもに食べさせたいものですよね。そこで、そのまま食べるのもいいですが、一手間加えることでまた普段と違って新鮮に見えるものなので、お子さんと一緒に少しアレンジしてみるのもいいですね。そこで、お子さんと一緒にできる、簡単果物おやつを見てみましょう。

まず、お勧めなのがフルーツヨーグルトです。果物を切って混ぜるだけですし、果物の種類を変えればいろんな味が楽しめます。栄養価を考えてもいいおやつになりますね。混ぜるだけなのでお子さん一人でも作れ、満足度も上がりそうです。

それから、ヨーグルトの代わりにバニラアイスクリームを添えるおやつもあります。こちらは暑い夏に嬉しいおやつですね。そして、缶詰の果物は、これまでも紹介してきたようにゼリーにすることができます。

ところで、子どものころにバナナをスライスしたものを冷凍して食べた、給食に冷凍みかんが出たなどという経験をお持ちの方はいらっしゃらないでしょうか。果物は、凍らせるとシャーベットのような感覚で味わえますよね。小さいお子さんとであれば、果物を凍らせるだけでも面白い変化を感じることができます。

そのまま食べてもいいですが、うちでは、凍らせた果物と牛乳をミキサーにかけて手作りスムージーを楽しみます。シャリシャリした食感が楽しくて、子どもも喜んで食べています。ほんの少し野菜を足すなどバリエーションもありますので、野菜が苦手なお子さんには少量の野菜を加えて作ってもいいですね。それから、果物を凍らせなくても、牛乳や豆乳と一緒にミキサーにかけて果物ジュースにすることもできます。

逆に、市販されている果物のジュースを凍らせてアイスキャンディを作ることもできます。これは乳酸菌飲料などで作っても美味しいものですが、小さめの氷ができるような製氷皿や、シリコンでできた冷凍対応の容器などを使って凍らせると、一口サイズで食べやすいアイスキャンディができますよ。型がかわいければ見た目もいいですからね。

それから、フルーツポンチも美味しいおやつになります。大きいお子さんであれば炭酸飲料を使って作ると変わった食感で楽しいですし、小さなお子さんならシロップで作れば食べやすくなります。缶詰のシロップを利用すると、さらに簡単に作ることができます。フルーツポンチは、かわいい器に飾るなど、飾り付けに工夫ができるものでもありますね。お子さんに飾り付けを任せると、楽しく作ることができそうです。

フルーツポンチには白玉団子を入れても美味しいのですが、白玉団子は子どもが楽しく作れるものなので、時間がある時には白玉団子入りのフルーツポンチを作ってみると、いろんな作業に参加できてお子さんも楽しめますね。

また、ドライフルーツや果物のジャムを混ぜて作るパウンドケーキも、意外に簡単に作れるものです。ドライフルーツやジャムは混ぜるだけなので、簡単に作れます。それから、ドライフルーツではなく、バナナなどはそのまま入れて焼くこともできますね。生地を作るのが難しければ、ホットケーキミックスを使ったレシピもあります。これなら本当に混ぜて焼くだけなので、失敗もありません。

以上のように、果物に一手間加えるだけで美味しいおやつがいろいろ作れますので、お子さんと一緒にぜひ試してみて下さい。

子どもと一緒に簡単に作れるお菓子、どんなものがありますか?

子どもと一緒に作るのなら、簡単なお菓子が助かりますよね。そこで、子どもと一緒に簡単に作れるお菓子を紹介したいと思います。

まずは、これまでの話の中で紹介してきたゼリーやシャーベットです。これは、ジュースに少し手を加えるだけでできる、とても簡単なお菓子です。作るのに時間がかかりませんし、ゼリーやシャーベットは子どもも大好きなお菓子ですよね。楽しく作って一緒に食べることができますので、親子で作るには適しています。

缶詰を利用したゼリーもいいですね。これだと果物がそのままゼリーに入りますので、見た目にも豪華に見えます。

そして、お菓子作りの定番とも言えるクッキーも一緒に作るにはお勧めです。家にある材料でもできることが多いですし、ココアやチョコチップ、バナナ、かぼちゃなどを生地に混ぜ込んで焼けばいろんなバリエーションも楽しめますしね。少し大きいお子さんなら、型抜きをするのが楽しいということもあるでしょう。

型抜きが難しい場合は、手で丸めて押し潰して丸い形にして焼いてもかまいません。お子さんの年齢に合わせて作り方を変えることができるのもクッキーのいいところです。

白玉団子も一緒に作って楽しいおやつですね。こねて丸めるという作業は子どもも大好きなので、一緒に楽しめます。簡単にきなこをかけて食べてもいいですし、少し本格的にたれも一緒に作って絡めて食べても美味しいです。

さつまいもをレンジで柔らかくして裏ごしして作る、スイートポテトも簡単おやつです。さつまいもを潰すところを一緒に楽しむこともできますよ。

材料を混ぜて、後は焼くだけという簡単ケーキのレシピもいろいろありますので、それを探して試すのも面白いです。いろんなアレンジがあって、簡単なのに美味しいというものもあるんですよ。私も何度か子どもと試したことがありますが、簡単なのにいい具合にできるものです。そういうレシピは積極的に活用したいと思います。

それから、難しそうに感じるかも知れませんが、プリンも加熱時間さえ間違えなければ案外簡単に作れるものです。蒸し器は無くても電子レンジで加熱できますから、そういう方法を利用して作ると子どもと一緒に簡単に作れます。

ホットケーキや蒸しパン、ドーナツも簡単にできるものです。ただし、これらは加熱する時に危険が伴うこともありますので注意が必要です。蒸しパンなら電子レンジでもできますが、ホットケーキやドーナツはそうはいきませんね。特にドーナツは油を使うので危険ですが、生地を作るところまでは一緒にできますし、飾りとして粉砂糖を振りかけたりすることは子どもでも楽しめることです。

それから、電動泡立て器があるのなら、アイスクリームも簡単にできるんですよ。電動泡立て器が無い場合、ミキサーを使って混ぜてアイスクリームを作る方法もあるなど、アイスクリームを簡単に作ることができるレシピにも種類があります。味もいろいろなので、ぜひチャレンジしてみたいですよね。

私も今回こうやって書きながらいろいろ見てみたのですが、しばらく作っていないものがあることを思い出したので、今度試してみようと思っているところです。子どもと一緒に楽しめるものはたくさんありますので、自分好みのレシピを探して作ってみてはどうでしょうか。

子どもだけで全て作ると≪満足度≫アップ!どんなものが作れる?

親子で一緒に料理をするのはとても楽しいことですが、子どもが自分の力で全てできると、それはそれで嬉しいものですよね。大人の手伝いをしたというよりは、自分がやっていることを大人に手伝ってもらったという方が当然満足度は高くなりますし、全部自分でできたとなるとさらに満足度はアップします。そこで、子どもだけで全て作れるものにはどのようなものがあるのかを考えてみたいと思います。

まずはご飯時のメニューからですが、サラダやサンドイッチなどが考えられます。サラダは手でちぎるレタスやミニトマトなどを利用して、包丁で切らなくてもいい材料を選ぶことが子どもが一人でも作れるためのポイントです。包丁が使えないお子さんでも、この作業でできるものなら一人で作れますからね。それから、サンドイッチならバターを塗る、具材を挟むという作業でできますから、子ども一人でも楽しめます。

次におやつですが、これは子どもだけでも簡単に作れるものがけっこうあります。まず、製氷皿にジュースを入れて凍らせるだけで、シャーベットが楽しめます。製氷皿にジュースを入れる時にこぼしそうなら、小さめのコップにジュースを移してから入れるようにすればこぼさずに作ることができます。

ジュースにゼラチンを入れてゼリーにすることもできますね。ゼラチンを溶かすのにお湯を使うので年齢によっては危険かもしれませんが、ゼリー液は沸騰させなくても人肌程度に温めればゼラチンは溶けますから、ある程度大きいお子さんだったら一人でできそうですね。

それから、市販のクッキーに、同じく市販のチョコペンで絵を描くだけでも楽しいおやつになります。同じように、市販のバニラアイスにカラースプレーをトッピングをするだけでも一味違った楽しいおやつにすることができます。

私は、小学生の時にビスケットで作るケーキの作り方を習ったことがあります。ビスケットを牛乳に浸してふやかし、間に生クリームをはさんで最後に生クリームをトッピングするだけなのですが、ビスケットが上手くふやけてケーキっぽくなっていてすごいと思いながらできたケーキを食べました。生クリームだけ泡立てておいたり、一緒に生クリームを泡立てたりしておけば、そこから後は小さい子どもでもできそうですよね。

最近では市販のスポンジも売っていますから、それにデコレーションするだけなら子どもでも簡単に大きなケーキが作れます。それから、オーブンを使って焼かなければいけないお菓子でも、オーブンに入れる前の生地を作るところまでは全て自分でできるような作り方もあります。簡単に作れるものとして、パウンドケーキがありますね。

材料を測ることができれば最初から自分で全てできますし、材料を測ることができない年齢のお子さんであれば材料だけ用意しておけば、自分で全て混ぜることもできますね。後はオーブンに入れるだけで大人が手を加えることはありませんので、自分で作ったという満足感を得ることができます。

このように、子どもだけで簡単に作れるものはいろいろあるのです。料理をしなければと難しく考えるのではなく、市販の物に少し手を加えるだけでも子どもにとっては新鮮なんですよね。そういう経験を通して、もっと作ってみたいと思ってくれればさらにいろんなことに挑戦できそうです。

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